UR賃貸の特例入居条件【一時払い制度】とは?
UR賃貸は住む人にとってのメリットが多く、住みやすい設備や環境など充実した条件がある住宅です。
礼金や手数料、更新料は一切かからず、保証人がいなくても申し込みできます。
一応UR賃貸の入居条件はありますが、それをクリアしていれば、単身者からファミリーまで幅広く対応しています。
UR賃貸の入居条件特例(一時払い)を利用することで、トータル家賃がお得になるのもUR賃貸住宅の魅力です。
・UR賃貸の入居条件特例【一時払い制度】とは?
UR賃貸への入居条件はいくつかありますが、その中にはさらにいくつかの特例があり、一般的な条件で利用するよりも、特例を利用することでさらに住みやすくなるというメリットがあります。
UR賃貸の入居条件特例の中にある、一時払い制度を利用すると、先払いした期間の家賃が割引になるという特典があります。
一時払いについては、家賃と公共費が含まれますが、それを前払いするだけで通常価格よりも家賃と公益費が安くなるのです。
一時払いの期間は1年から10年まで、1年単位で選ぶことができます。
10年分を前払いすれば、10年間の家賃と公益費が割引になるので、一度に支払う金額は高くなりますが、将来的には通常の支払いよりも割引になり、その分を貯金できます。
割引率に関しては、UR都市機構が定めた割引率となりますが、通常払いよりはお得です。
UR賃貸の入居条件特例の一時払いに関しては、収入や貯蓄の条件は一切なく、入居資格を満たしていて、まとめて家賃が先払いできるなら全ての人に利用する権利があります。
・既にUR賃貸に住んでいても一時払いはできるのか?
UR賃貸の入居条件特例の一時払いは、入居開始日の月ではなく、翌月から適用となります。
例えば4月に入居した場合は、5月より好きな期間の一時払いができるという仕組みです。
原則として新しくUR賃貸住宅に入居する人が対象となりますが、既にUR賃貸に住んでいる人も申し込みはできます。
この場合は新たに、一時払い制度への切り替えが必要となります。
既にUR賃貸住宅に住んでいる人も、収入や貯蓄の条件は一切ありません。
割引率については、一時払いの契約期間により変わってきますが、月々家賃と公益費を払い続けるよりも、割引価格になるから1年間でも節約できます。
割引率については、UR都市機構が定める割引率となっていますが、問い合わせれば教えてもらえます。
期間を決める前に直接問い合わせをして、どのくらいの違いになるのか比較して決めることもできます。
一時払いについては各自で期間を設定できますが、一時払いの契約期間が終了した場合は、あらためて一時払いの契約をし直すことができます。
ただし条件によっては、ほかの制度との併用ができない場合もあるので、ほかの制度を利用している場合は事前に問い合わせ確認をしておきましょう。
長く住み続ける人も一時払い制度をうまく活用すれば、よりお得になります。
・UR賃貸の入居条件特例(一時払い)を利用したがそれより前に退去したいとき、お金はどうなる?
長く住むつもりがないという人は、2年や3年など、自分が希望する期間を選択できます。
一時払い分としてまとめて家賃と公益費を前払いしていたが、急きょ予定が変わり退去して他に引っ越さなければいけなくなった場合、一時払いしたお金は返ってくるのでしょうか?
これについては契約時の規定に基づき、残りの分は返還してもらえます。
一時払いの契約をする際、清算方法や解約時割引率なども契約書に記載されていますので、契約時にしっかりと確認しておきましょう。
一時払い制度を利用する場合は、賃貸契約とは別に一時払い契約が必要となります。