公共賃貸のリピーターが多い理由

女性

公共賃貸のリピーターが多い理由はコレ!

公共賃貸住宅とは、国や都道府県などの公的機関が公的資金によって管理運営する賃貸住宅のことです。
公共賃貸住宅の種類としては、公営住宅、特定優良賃貸住宅、UR賃貸などがあります。
これらの公共賃貸は、人気の物件が多くリピーターが多いことでも知られています。
ここでは、公共賃貸のリピーターが多い理由をご紹介します。

●公共賃貸は更新料がゼロ! 家賃補助がある物件も!

公共賃貸の最大のメリットは、礼金や仲介手数料が不要ということ。
つまり住み替えに関する初期投資を抑えることができるのです。
UR賃貸や一部の公営住宅には、保証人や更新料も必要ありません。
更新料は、賃貸契約を更新する際に、あらかじめ契約で決められた額を大家に支払うものですが、実は、法律で規定されているものではありません。
一部の地域で慣習として支払われているものです。
相場としては地域により違いがあるものの、家賃1カ月分となっています。
もし、2年間の賃貸借契約であれば、毎月の家賃とは別に2年ごとにプラス1カ月分の家賃が発生する計算になります。
もちろん1年ごとに1カ月分の更新料を必要とする物件もあります。
これは、ちょっとイタイ話ですね。
でも、更新料がなければ、長期的に渡る維持費も減らすことができます。
つまり、初期費用たけでなく、維持費もお得、これがリピーターの多い最大の魅力といえるでしょう。

このほか、特定優良賃貸住宅の場合は、入居者の収入などに応じて国や自治体から家賃補助を受けることができます。
少ない家賃でよい物件に暮らすことができるのはうれしいですね。
補助される金額は年々減っていきますが、最長20年間補助を受けることができるのです。
家賃補助が出る以外にも、公共賃貸には子育て世帯や若い世帯に一定期間家賃がお得になる制度もあります。
家賃補助や割引制度の具体的な内容は自治体や団体によって異なるので、詳細は問い合わせることをおすすめします。

●環境のよい物件も多い!

このような魅力的な物件に一度住んでしまうと、民間の賃貸なんて考えられないと感じるのも無理はありません。
経済面以外でも公共賃貸には魅力的な面が多くあります。
公共賃貸には環境のよい物件が多いのです。
駅へのアクセスもよく、かつゆとりのある広い敷地で緑が多い物件が数多くあります。
また、民間の賃貸物件に比べて部屋が広めで、耐震面にもしっかり配慮された物件も多くあります。
近くに保育園や幼稚園、小学校などがあるという立地のよさも魅力の1つ。
環境がいいのなら、離れたくはないものです。
住み替えとなったらせっかくできた地域とのつながりが切れてしまうのも残念です。
子育て世帯の場合には、住み替えとなると子供の転校も心配の種ですね。
いい環境で子育てをしたいという思いもリピーターの多さを後押ししているようです。

●UR賃貸のリピート率はなんと80%

公共賃貸住宅の中でも、UR賃貸のリピート率が80%と非常に高いことで知られています。
UR賃貸は礼金・手数料・更新料・保証人が不要なのはもちろん、URからURへの住み替え時には優遇措置が用意されています。
現物件を賃貸する際に預けた敷金から原状回復費用等などを差し引いた残りの金額、新物件の敷金として引き継ぐことができるのです。
また、新物件の家賃が現物件の家賃より安い、または同額の場合、源泉徴収票や課税証明書などの所得を証明する書類は必要ありません。
引っ越しとなると、さまざまな書類や手続きが必要となるので、これはうれしいですね。

このほか、鍵の交換費用が無料だったり、退去の告知が2週間前まででOKというのも便利です。
URが気に入って、同じ団地内で住み替えをする方も多く、それがUR賃貸のリピート率につながっているのです。

初期コストや維持を抑えることができる、家賃補助や割り引きの制度がある、環境もいいと何拍子もそろっているのが公共賃貸物件。
家探しをしているのならぜひ候補に加えてみてください。
その際は長く暮らすという視点を忘れずに。

物件情報はこちら!